今日は「ぶつ」という言葉について勉強しましょう。
「注射をする」と同じ意味で「注射を打つ」と言いますが、
新潟弁では「注射をぶつ」と言います。
ですから、「注射を打ってもらう」と言う場合は、
「注射ぶってもらう」という言い方になります。
尚、新潟弁では「インフルエンザ」と言う場合、
「え」と「い」がはっきりせず、むしろ逆転したような感じになり、
「エンフルインザ」と発音する人が多いようです。
併せて練習しましょう。
(発音練習)
「ぶつ」
「注射ぶつ」
「注射ぶってもらう」
「エンフルインザ」
(スキット)
(山本)原さんってエンフルインザの注射て、へぇしたけ。
(友人)ああ、エンフルインザの注射かね。
先月へぇぶってもろたわね。
風邪ひいた孫連れて医者行ったら、
原さんインフルエンザの注射まららったいねぇ言われてさ。
(山本)それで注射ぶってもろたんだ。
(友人)そういんだ。山本さんは。
(山本)俺まらなんさ。やっぱぶってもろた方がいいろっかねぇ。
(友人)注射ぶてばぜってエンフルインザんならねってわけではねみてなんだろも、
ぶってもろた方がいんでねんだ。
(山本)なんだかめんどくっそてね。
(友人)山本さん、エンフルインザなんてなろんだら、かえって面倒らよ。
医者行げばんんますぐらすけ、ぶってもらえて。
(山本)そせば今日市買いもん行った帰りにでも、
医者寄って注射一本ぶってもろてくっさ。
(友人)おう、そうすんだ、そうすんだ。
(近藤アナより注意)
尚、このコーナーで紹介している言葉は、
主に新潟市とその周辺で使われている方言ですが、
それでも、世代や地域によって、
使い方、解釈、発音、アクセントなどに
微妙な違いがある事を御了承下さい。
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