今日は、「そういん」について勉強しましょう。
会話の最中、「へぇ、そうなんだ」と相槌を打つ時、
新潟弁では「そうなんだ」と言わず、
「そうなん」と言うことを前回勉強しましたね。
ところで、「そうなん」と同じ意味で、
「そういん」という言い方もしばしば使われます。
若者も含めて、新潟の方は普通に使っている言葉ですが、
「そういん」も「そうなん」も共通語では決して使いません。
(発音練習)
「そういん」
「へぇ、そういん」
(スキット)
(亭主)おう、かあちゃんや、俺ってそんげいい男らか。
(山本)は?何か言うてんだ。
(亭主)いや、昨日わぁけ女のしょに、
    男前だわ、タイプだわなんて言われてさ。
(山本)んん。そういん。
(亭主)そうしたら、そこにいた他の女のしょも、
    実は私もそう思ってたのよなんて言いだしてさ。
(山本)そういん。
(亭主)だすけ、1人、2人でねんだれ。
    そこにいた4人がみんなして俺こと男前ら言うんさ。
(山本)俺はおめさん男前らと思ったことねぇて。
    その女のしょたちってどういうしょらね。
(亭主)んんん。いや、その・・・。
(山本)飲み行った飲み屋の女のしょらろがね。
(亭主)ん、んんん。
(山本)やっぱそうら。とうちゃん、最近帰りおっせねっけ。
    そういう店ばっか行ってんだかね。
(亭主)いや、昨日は仕事の関連で無理やり連れて行かれたんだがね。
(山本)ふーん。そういん。
(亭主)おめんとこはよ帰って来てかったんだわいや。
(山本)ふーーーーん。そういん。
(近藤アナより注意)
尚、このコーナーで紹介している言葉は、
主に新潟市とその周辺で使われている方言ですが、
それでも、世代や地域によって、
使い方、解釈、発音、アクセントなどに
微妙な違いがある事を御了承下さい。

140127niigataben.mp3

ポッドキャストは携帯ではサービスしていません。パソコンでお楽しみ下さい。