今日は「そうなん」について勉強しましょう。
人と話をしている時に、
私たちは「へぇ、そうなんだ」と相槌を打つことがあります。
しかし、新潟弁では「そうなんだ」とは言いません。
新潟弁では「そうなんだ」の「だ」を取って「そうなん」と言います。
若者も含めて、新潟の方は普通に使っている言葉ですが、
「そうなん」は共通語では決して使いません。
（発音練習）
「そうなん」
「へぇ、そうなん」
（スキット）
（山本）とうちゃん、聞いて聞いて。今日うれーしかったて。
（亭主）なんだ。
（山本）今日洋服見に店入ったら、店のわぁけ男のしょに、
お客様何着ても似合いそうですねぇ言われたて。
（亭主）そうなん。
（山本）なにね、俺何でも似合うように見えるろっかね言うたら、
お客様なら何でも似合います言われたて。
（亭主）そうなん。
（山本）いや、うれーしかったて。
素敵な黒いブラウスがあったすけ、これくんなせや言うたら、
お客様にぴったりです、でも、茶色も是非着て頂きたいです、
絶対似合いますから何て言われてさ。
（亭主）んん。
（山本）そせば黒も茶色もどっちももろて行ぐさ言うて両方こうて来たわね。
（亭主）へぇ、そうなん。
（山本）何だね、さっきから聞いてんだか聞いてねんだか分からんみて反応で。
（亭主）また上手に乗せられて買わされたな思うてさ。
（山本）あれは嘘言うてる顔でねかったろもなぁ。
感じのいいイケメンの店員らしさ。
（亭主）おめほんのきにしあーわせな女らなぁ。
（近藤アナより注意）
尚、このコーナーで紹介している言葉は、
主に新潟市とその周辺で使われている方言ですが、
それでも、世代や地域によって、
使い方、解釈、発音、アクセントなどに
微妙な違いがある事を御了承下さい
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