今日は、「どういん」について勉強しましょう。
前回まで新潟弁では、「へぇ、そうなんだ」と言わず、
「へぇ、そうなん」とか「へぇ、そういん」と言うというのを勉強しました。
似たような例で「どういん」という言い方もあります。
これは「どういう事なんだ?」という意味の「どういんだ」の
最後の「だ」が省略された言い方です。
(発音練習)
「どういん」
「どういんだ」
(発音練習)
(スキット)
(亭主)おう、そこにいたか。何してんだ。
(山本)見て分からんかね。せんだくらこてね。
(亭主)今や、あさはん食べてて上着とズボンに味噌つゆこぼしてしもたんさ。
    あろてもらわれっか。
(山本)どういんだ、とうちゃん。へぇせんだく終わるとこなんだよ。
(亭主)いや、わありろも頼むさ。
(山本)頼むさでねて。自分で洗いなせ。
    めんち天気がわありかったすけ、せんだくもんがいっぺ溜まったったろ。
    それ洗うだけでも騒ぎらったて。
(亭主)まぁ、そう言わんで頼むて。洗うがんここ置いておくすけ。
(山本)おや、どういん。
    この上着とズボンなんて昨日こうたばっかのがんらねっけ。
(亭主)着て外行がんうちにきったのなってしもたて。まぁ、頼むさ。
(山本)どういん。へぇせんだくよっぱらんなったすけ嫌ら言うてんねっかね。
    自分でやれて。
(亭主)おう、そうらった、用事思い出したて。
(山本)また嘘っばか。
(亭主)俺行がんば駄目らて。そせば、かあちゃん、頼むさ。
(山本)ほんね、どういん、うちのしょ。
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