今日は「~んさ」の使い方について勉強しましょう。
新潟の方はしばしば言葉の終わりに「~んさ」が付くことがあります。
これは「~なんだよ」「~なんですよ」というニュアンスの言い方で、
「指を挟んでしまったんですよ」という文は「指挟んでしもたんさ」、
「頭をぶつけたんですよ」をいう文は「頭ぶったんさ」、
「注意が足りないからそうなるんだよ」という文は、
「注意が足りねすけそうなるんさ」となります。
(発音練習)
「指挟んでしもたんさ」
「頭ぶったんさ」
「注意が足りねすけそうなるんさ」
(スキット)
(山本)原さん、手の指どうしたんだね。
(友人)ああ、これかね。ちと怪我してしもたんさ。
(山本)どごでなにしたんだ。
(友人)うち居る時、障子の戸に指挟んでしもたんさ。
(山本)なっ、なにね、あああああ、痛そげらね。
    ああああ、話聞いただけでもざわざわするて。
(友人)ほんねね、最近こんげことばっかで困るて。
(山本)原さん、ちとばか注意が足りねんでねんだかね。きい付けなせ。
(友人)いや、山本さんこそその顔どうしたんだ。
    額に絆創膏なんて張って。
(山本)いや、うちん中掃除しったら、棚の上から鍋が落ちて来てさ。
    頭ぶったんさ。
(友人)なにね、山本さん、ちとばか注意が足りねすけそうなるんさ。
    きい付けなせ。
(山本)なんだね。原さん、おめさんこそきいつけなせ

1402103niigataben.mp3

ポッドキャストは携帯ではサービスしていません。パソコンでお楽しみ下さい。