今日は、温度が低い時に使われる言葉を勉強しましょう。
まず、気温が低く寒い時、新潟弁では「さぁめ」と言います。
「め」を伸ばして「さめぇ」と言うのではなく、
「さ」を伸ばして「さぁめ」と発音するのがポイントです。
また、何かを触って、冷たいと感じた時、
新潟弁では「ひゃっけ」あるいは「ひゃっこい」と言います。
(発音練習)
「さあめ」
「ひゃっけ」
「ひゃっこい」
(スキット)
(山本)おっ、とうちゃん、おかえり。
(亭主)おう。いやー、さあめ。おめ、外に出てみれ。
    まぁ風はつぅいえし、さあめこと。
(山本)そうらさ。俺もさっきくゎいもんして来たすけよう分かる。
(亭主)でぇじょぶらったか。
(山本)何でぇじょぶでなんかあろばね。
    あんま風がつうよて飛ばされそげらったわね。
    おっかのなったすけ、
    くゎいもん行ぐのやめて途中で引き返して来たわね。
(亭主)今日なんて気温も低いすけ、
    バスなんて待ってっとさぁむてさぁむて。
(山本)そりゃさあめこてさ。
(亭主)さあめなんてもんでねて。
    手袋して行がねかったすけ、手もひゃっけ。
    凍傷んなりそげらて。
(山本)また、とうちゃん、そんげ大袈裟な。
    どれ、手触らしてみた。どれどれ。
(亭主)ほれ、なじら。
(山本)おおおおお、ひゃっけ。
    とうちゃん、こんげ手がひゃっけてがんによう我慢していられるね。
    ほれ、こっち来てストーブにあたりなせ。
(近藤アナより注意)
尚、このコーナーで紹介している言葉は、
主に新潟市とその周辺で使われている方言ですが、
それでも、世代や地域によって、
使い方、解釈、発音、アクセントなどに
微妙な違いがある事を御了承下さい。
 

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