今日は、信じられない時の表現について勉強しましょう。
まず、「何ですって」と言う場合、
新潟弁では「何ね」という言い方がある事を以前勉強しました。
ところで、相手の言った事が信じられない時、
強調する場合はどう言えばよいでしょう。
新潟弁では、「何ですって、嘘でしょ」という意味で、
「なにね、うっそらろ」と言ったり、
「何ですって、本当ですか」という意味で、
「なにね、ほんのきらけ」という言い方がしばしば使われます。
(発音練習)
「何ね」
「なにね、うっそらろ」
「何ね、ほんのきらけ」
(スキット)
(山本)原さん、うち遊び来んの久しぶりらいねぇ。元気らったけ。
(友人)元気は元気らろも、昨日おっかねかったて。
(山本)何だね。どうしたんだ。
(友人)いや、昨日うちの階段から落ちてさ。
(山本)なにね、誰が。
(友人)いや、俺が。
(山本)なにね、ほんのきらけ。
    階段からおったてがんに、怪我しねかったんだけ。
(友人)それがさ、この通り。無傷らったて。
(山本)なにね、うっそらろ。
    階段からおったてがんに、なんで無傷でいられんだ。
(友人)1階から2階に羽毛布団持って行ぐ時に、階段踏み外したんだろも、
運よく布団と一緒におったもんだすけ怪我しねかったみてらて。
(山本)いっくら布団と一緒らった言うたたって、階段から落ちれば怪我するこてさ。
(友人)普通はそうらいね。運がいかったて。
(山本)そうらよ。よっぽど運がいんだわね。どごもいとてねんだ。
(友人)どごもいとね。
(近藤アナより注意)
尚、このコーナーで紹介している言葉は、
主に新潟市とその周辺で使われている方言ですが、
それでも、世代や地域によって、
使い方、解釈、発音、アクセントなどに
微妙な違いがある事を御了承下さい。

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