今日は「てんぽこき」について勉強しましょう。

明日は4月1日、エイプリルフールです。

この日は嘘をついていい日とされていますね。

ところで、「嘘つき」と言う場合、新潟弁では「てんぽこき」と言います。

(発音練習)

「てんぽこき」

(スキット)

(山本)とうちゃん、俺が外出てる間、何しったね。

(亭主)おめがずっとうちで留守番しててくれ言うすけ、ずっとうちにいたわや。

    3時間ぐれらねっか。

(山本)おーーー、ちゃんとうちにいたったかね。

    ありーがと。うちにだっか来たかね。

(亭主)いやーーー、それが誰もこねかったんだろもなぁ。

(山本)おーーー、だっれもこねかったかね。

    ないとぅさんが昼過ぎに来たら留守らった言うったったんさ。

(亭主)い、いや、おっかしなぁ、うちにずっといたったんだろもなぁ。

    何かの間違いでねけ。

(山本)とうちゃんって今日まさかパチンコなんて行ってねよねぇ。

(亭主)パ、パチンコ。パチンコってなんだ。

(山本)いちの近くのパチンコ屋に入って行く男のしょが、

    おめさんにばかよう似てたんだろもねぇ。

(亭主)・・・・・・。

(山本)やっぱとうちゃんパチンコ行ったんだな。

    ほんね、このてんぽこき。

(近藤アナより注意)

尚、このコーナーで紹介している言葉は、

主に新潟市とその周辺で使われている方言ですが、

それでも、世代や地域によって、

使い方、解釈、発音、アクセントなどに

微妙な違いがある事を御了承下さい。

1403313niigataben.mp3