「てんぽこき」「しゃべっちょこき」「ねぼこき」など、
ここのところ「こき」の付く新潟弁を勉強しています。
今日は「しゃれこき」について勉強しましょう。
「しゃれこき」は「おしゃれな人」を意味する言葉ですが、
「ファッションの面で格好ばかり付ける人」という意味で、
しばしば皮肉交じりに使われます。
(発音練習)
「しゃれこき」
(スキット)
(山本)まぁまぁまぁ、原さん、お茶でも一杯。
(友人)おや、山本さん、ちょうど喉が渇いったったんさ。ありーがとね。
(山本)いやいや、くぁしもあるすけ食べれて。
(友人)ありーがと。ところで、今日山本さんとこの兄ちゃん仕事ら。
(山本)うちのタケシかね。今2階にいたがね。
今日休みでこれから新潟遊び行ぐんだと。
(友人)うちの前に停まってた真っ赤っかの車、あれ兄ちゃんのがんらけ。
(山本)そういんだ。ほんね派手らいね。乗せてもらうのもしょうしでさ。
(友人)兄ちゃん今いくつら。
(山本)27。最近ほんねしゃれこきでしゃれこきで困るて。
髪茶色に染めて耳にピアスなんてして、
遊び行ぐ時も、まぁ準備に時間いっぺことかけてるがね。
(友人)しゃれこきらたっていいこて。まらわぁけんだすけ。
(山本)似合えばまらいいろも、似合わねがね。
ほんねあの姿見るたんびにざわざわするて。
(近藤アナより注意)
尚、このコーナーで紹介している言葉は、
主に新潟市とその周辺で使われている方言ですが、
それでも、世代や地域によって、
使い方、解釈、発音、アクセントなどに
微妙な違いがある事を御了承下さい。