今日は「しょったれこき」について勉強しましょう。
新潟には「無精者」「服装などがだらしない人」
「身だしなみにだらしない人」という意味の
「しょったれこき」という言葉があります。
簡略化して「しょったれ」と言っても構いません。
(発音練習)
「しょったれこき」
「しょったれ」
(スキット)
(山本)タケシ。ほれ、会社行ぐ時間らよ。はよ行ぎなせ。
(息子)分かってるわや。そせば行ってくっさ。
(山本)おう、行って来い。おう、おう、タケシ。
そのズボン何だね。ひっで汚れてるわ。何したん。
(息子)ああ、これか、醤油。
(山本)何ね。醤油?
(息子)そういんだ。おとつい、ちゅうはん食べてて醤油こぼしたんさ。
(山本)なにね、そんげ醤油こぼしたズボンで会社行ぐんだけ、このしょったれ。
別のがん履いて行げ。
(息子)履き替えてる時間なんてねぇっけいいて。そせば行ってくっさ。
(山本)タケシ、タケシ、ちと待ちなせ。
どうしたんだね、その上着の胸ポケットのあたし。糸がついてるわ。
(息子)あっ、これけ。ポケットの糸がほどけてきたんさ。
(山本)会社のしょに、しょったれこき言われるこて。
そんげなぁげ糸胸から垂らして。
(坂内)また一緒に勉強しましょうね。00さんありがとうございました。(生徒一言)
山本さんもありがとうございました。(山本一言)
(坂内)今日も新潟弁でナイスデイ。そせばまた来週です。
(山本)そせばまたね。(生徒)そせばまたね。
(近藤アナより注意)
尚、このコーナーで紹介している言葉は、
主に新潟市とその周辺で使われている方言ですが、
それでも、世代や地域によって、
使い方、解釈、発音、アクセントなどに
微妙な違いがある事を御了承下さい。