今日は「もうぐれこき」について勉強しましょう。
新潟弁には「もうぐれこき」という言葉があり、
正確に訳すのは大変難しいのですが、
これは「寝ぼけたようなおかしな事を言っている人」というような意味で使われています。
語尾の「こき」を取って「もうぐれ」と言っても構いません。
よく使われる必須単語です。覚えておきましょう。
(発音練習)
「もうぐれこき」
「もうぐれ」
(スキット)
(亭主)おう、おめ、どご行ぐんだ。
(山本)原さんと映画観てくっさ。
(亭主)ほう、何の映画ら。
(山本)アナと何とかなんて言うがんあるねっか。松たか子が歌こと歌うがん。
(亭主)おう、アナと何とかなんていうがんな。
また見に行ぐんだか。この前もその映画見に行ったねっか。
(山本)は?見に行ってねて。初めて見んだよ。
(亭主)嘘ばっか言え。先月見に行って来て、ばかいかった言うったったねっか。
(山本)そんげ事言うてねわね。
またいい加減なことばっか言って。このもうぐれこき。
(亭主)なにや、おめの方こそもうぐれらてば。見に行った映画の事も忘れてや。
(山本)はいはい、へぇいいて。
原さんこと待たせるとわぁりすけ、とうちゃん、俺行ぐよ。そせばね。
(近藤アナより注意)
尚、このコーナーで紹介している言葉は、
主に新潟市とその周辺で使われている方言ですが、
それでも、世代や地域によって、
使い方、解釈、発音、アクセントなどに
微妙な違いがある事を御了承下さい。