今日は「いちがいこき」について勉強しましょう。
新潟弁には「いちがいこき」という言葉があります。
これは「分からず屋」「頑固者」「石頭」という意味の言葉です。
よく使われる必須単語です。覚えておきましょう。
(発音練習)
「いちがいこき」
(スキット)
(山本)嫌らて、嫌らて。行がねでくれや。
俺のそばから離れねでくれや。頼むすけ。
(男性)山本さん、俺にはかあちゃんも子供もいる。
おめさんらたってそうらねっかね。
許さんね恋なんだすけ、へぇこれぐれにしておかんば駄目ですて。
(山本)嫌らて、嫌らて。なんでそんげ事言うんだね。
俺がおめさんことこんげでぇ好きらてがんに分からねんだかね。
(男性)山本さん、おめさんことほんのきに幸せに出来んのは、
やっぱおめさんの御主人なんですて。
(山本)は?そんげわけねぇて。うちのとうちゃんなわけねぇて。
これだけ言うてるてがんに、なんで俺の気持ちが分からねんだね。
このいちがいこき。
(男性)山本さん。そせば行ぐさ。
(山本)ああああ、このいちがいこき。
行ぐなてば、行ぐなてば~~~~~~~。
(亭主)おい、おめ、どうしたんだや。
(山本)は?は?おや、とうちゃん。
(亭主)おめ何の夢見ったんだや。でぇじょぶらか。
(近藤アナより注意)
尚、このコーナーで紹介している言葉は、
主に新潟市とその周辺で使われている方言ですが、
それでも、世代や地域によって、
使い方、解釈、発音、アクセントなどに
微妙な違いがある事を御了承下さい。