今日は雨が降った時に使われる言葉について勉強しましょう。

まず、「雨が激しく降る」と言う場合、

新潟弁では「雨がごうぎに降る」と言います。

「ごうぎに」は程度を表す言葉で、

「激しく」とか「かなり」などという意味です。

また、「ひどい雨」と言う場合は、

新潟弁では「ひっで雨」と発音します。

(発音練習)

「ごうぎ」

「雨がごうぎに降る」

「ひっで雨」

(スキット)

(山本)いやーーー。

(亭主)おっ、帰って来たか。

(山本)とうちゃん、ちとタオル持って来てもらわれる。

    まぁ雨に降られてしもたて。

(亭主)なんだ、おめ、バケツで水かぶったみてらねっか。

    ほれ、タオル。

(山本)水かぶったなんてもんでねぇわね。ひっで雨らったて。

(亭主)傘持って行がんかったんか。

    あれだけラジオで雨が降る雨が降る言うてたてがんに。

(山本)持って行ぐの忘れたんだわね。

    スーパー着いた時降っていねかったてがんに、

    スーパーでたらまぁごうぎに雨が降ってるもんだ。

    たまげたわね。

(亭主)雨宿りして帰って来いばいかったねっか。

(山本)いやいや、雨宿りなんて無駄らて。

    おめさん外に出てみた。ひっで雨らすけ。

    こんげごうぎに降ってるとしばらく止まねわね。

(亭主)雨宿りしておおそ帰って来てくれた方が、

    俺には都合がいかったんだろもなぁ。

(山本)なにしたってね。

(亭主)いやいや、なんでもねぇて。

(近藤アナより注意)

尚、このコーナーで紹介している言葉は、

主に新潟市とその周辺で使われている方言ですが、

それでも、世代や地域によって、

使い方、解釈、発音、アクセントなどに

微妙な違いがある事を御了承下さい。

1407073niigataben.mp3