前回は色について勉強しましたが、今回もこの関連の言葉を勉強します。

色が鮮明な場合、共通語ですと、

ただ「白い」「黒い」と言うのではなく、

「真っ白だ」「真っ黒だ」などと言いますね。

しかし、新潟弁の場合は、「真っ白だ」と言う場合は「まっしれ」、

「真っ黒だ」と言う場合は「まっくれ」と言います。

また、新潟弁では、黄色が鮮明な場合も「まっきれ」などと言います。

(発音練習)

「まっしれ」

「まっくれ」

「まっきれ」

(スキット)

(店員)いらっしゃいませ。毎度どうも。

(山本)あっ、この前ここの店で黄色と赤と白のコートそれぞれ3枚こうたねっけ。

ところが、うちに持って帰ったらとうちゃんにセンスがわぁり言われたて。

返品出来るけ。

(店員)返品ですか。返品なんてそんげ事言わなねで。

(山本)とうちゃんに似合わね言われたよ。

(店員)御主人なんて大体そう言いなさるんですがね。よう似合ってましたいね。

    お客様が店で試着した時、

俺オードリー・ヘップバーンらかと思いましたて。

(山本)なにね、そんげ似合っていたったけ。そせば返品すんのやめておくさ。

(店員)ありがとうございます。

そう言えば、お客様。

先日お客様が帰りなった後、これもいいなぁ思ってたんですて。

(山本)なんだね。

(店員)このスカートですて。まっしれがんと、まっくれがんと、まっきれがん。

全部似合いますいね。

(山本)おお、そうらろっかね。

(店員)全部お似合いらし、3枚で1万円にしておきますすけ、

全部持って行ったらなじですか。

(山本)なにね、全部。スカート3枚もかね。

(店員)今日までのセール価格ですいね。

(山本)そせば全部もろて行ぐさ。

(店員)ありがとうございます。

(近藤アナより注意)

尚、このコーナーで紹介している言葉は、

主に新潟市とその周辺で使われている方言ですが、

それでも、世代や地域によって、

使い方、解釈、発音、アクセントなどに

微妙な違いがある事を御了承下さい。

1411243niigataben.mp3