今日は「たれこち」という言葉について勉強しましょう。
トイレを我慢して漏れそうな状態の時、
新潟の方は「たれこち」という言葉を使います。
小でも大でも使い、「漏れそうだ」と言う時は「たれこちら」、
「漏れそうなんじゃない?」と言う時は、
「たれこちなんでねんだけ?」などと言います。
(発音練習)
「てれこち」
「たれこちら」
「たれこちなんでねんだけ」
(スキット)
(山本)やっぱ、こうやってバス待ってる時天気がいいと楽らわ。
(息子)そうらね。
(山本)おっ、来た来た。あのバスらな。タケシ、あのバスでねけ。
(息子)そっ、そうみてらね。
(山本)何だね、タケシ、どっかぐうぇでもわぁりんだかね。
(清水)うううう。
(山本)何だね、タケシ、あんた便所我慢してんでねんだけ。
(清水)もっ、もっ、漏れそげら。たっ、たっ、たれこちらて。
(山本)どぉー、やっぱりそうらった。
我慢しねで便所言えばいかったねっけ。
(清水)うううう。
(山本)ほれ、バスが着いたよ。
乗るんだかね。それとも便所行ぐんだかね。
(息子)ううううう。
(山本)運転手さーーん、んんますぐ便所行って戻ってくるすけ、
わぁりろもちと待っててもらわれますか。
(近藤アナより注意)
尚、このコーナーで紹介している言葉は、
主に新潟市とその周辺で使われている方言ですが、
それでも、世代や地域によって、
使い方、解釈、発音、アクセントなどに
微妙な違いがある事を御了承下さい。