この日は、近藤アナのピンチヒッターで麦島侑アナが登場のキッズラジオ。
子育てには、ちょっとまだ時間がありそうな麦島アナですが…。
アドバイザー:新潟中央短期大学 教授 石本勝見さん
ラジオネーム:モーニング母さん
「毎日毎日、子供たちがダラダラしています。
どこの家もそうだとは思いますが、まず、朝何回起しても、『今起きる』と言って、
なかなか起きて来ません。ただでさえ時間がないのに、朝ごはんもダラダラ食べて、
準備が遅れて一緒に行くお友達も待たせてしまいます。
結局慌てて出るので、忘れ物をすることもしばしば。
小学校5年の娘と、中学2年の息子です。
こんなに朝にだらしなくて、この子達は将来大丈夫なんでしょうか。
…というご相談でした。
お答え:毎日の朝の一場面で、恐らく毎回同じことが
繰り返されてることだろうと思います。
そうしますと、早い話が変わらない、同じ場面で同じ人が同じ
ことを言っているのですから変わらない訳です。
一番目で、同じ場面、状況という要素が一つ、二番目に登場するのが親で、
三番目が子供、このどれか一つでも変われば行動が変わります。
この中で変えられるとすると、例えばお母さんの行動、関わり方を変えて行きましょう。
明日からお母さんが起すのは「1回にします」もしくは「2回にします」と
子供たちに宣言して、約束してしまいましょう。
そして、お母さんは後は我慢して口を出さない。
そうすると、結果として成功する場合と失敗する場合が想定できますね。
成功すればしめたものです。「出来るね」と褒めて認めることが出来る。
問題は失敗した時にどうするかですよね。
ここで大事なのは、子供と言うのは、失敗するから大人になるんだ、と考えませんか?
この失敗が大事なんだ、という覚悟を親が決めることなんです。
大人になっていく上で大切なことは、自己選択自己決定なんです。
そして自己責任。どういう会社に入るとか、どういう人と結婚するかとか、
そういったことは自己選択なんです。自分が自分の行動を、
自分でコントロールしていくその練習が必要なんです。
大人になったら失敗しないように、子供のうちに失敗させてあげたほうが、
いいんだと思います。
ただ、この背景には、早起きして早く出かけてもあまり楽しいことも
ないのではないでしょうか。もしかしたら、そういった、出かけたくない理由が
あるのかもしれない。そのことは、このこととはまた別に、
気にかけておいてあげる必要があるかもしれません。