夏休みに入りまして。梅雨も明けてないですけど…。

でも、暑いですね~!

 

アドバイザー:新潟市立入船小学校 地域教育コーディネーター 小島良子さん

ラジオネーム:アヒルの子 さん
4歳の娘さんのママさんです。
外でも言葉を覚えてきて、家でも良くしゃべっています。

でも本人は意味も分からず、大人の話やテレビで見たこと、

聞いたことをそのまま口にするので、こっちはヒヤヒヤすることがあります。

例えば、「ウザい」「うるせえ」などの暴言もそうです。

言葉の意味は一つ一つ教えてあげたほうがいいのでしょうか。

それとも、「そんなことはまだ分からなくていい」と

はぐらかしたほうが、いいのでしょうか?

 

 

お答え:娘さんですから、たくさん、おしゃべりしますよね。

3歳、4歳と言う時期は、とにかく目に入るもの、耳に聞こえるもの、

なんでも覚えてしまう時期ですから、良い悪いの区別なく

覚えてしまうと言うのは仕方ないですね。小学生にも、悪い言葉を使う子は

実際に沢山いて、そんなときは、「小島さん、その言葉聞くとすごく心が痛い」とか

「すごく悲しくなる」という風に言うようにしています。

すると子供は「えっ!小島さんの心、傷つけちゃった?!」って言うんですね。

このご相談を頂いてまずお伝えしようと思ったのは、

「まず、親が気をつけよう」ということです。

親が、自分たちが使う言葉の一つ一つに気をつける。

つい、あまり子供に使って欲しくない言葉を、親が言っていたりしますよね?

次に、そういった言葉を使われた相手が、すごく悲しい気持ちになるんだ、

ということを、沢山教えてあげることが一つ。

そして、何度言われてもその都度言う。こっちがあきらめない。

その上で、たとえ何度言われても一番間違っていることが、

「きつく言う」ということなんですよね。「そんなこと言っちゃだめよ!」とか、

言ったら、もうその子はお話をしなくなってしまいます。

「ママにお話してもなんにも聞いてくれないから」となってしまうんですよね。

もう少し大きくなって、小学校高学年くらいになれば、言えば分かる訳ですから、

強く言うこともいいかもしれません。4歳くらいの年齢であれば、

これぐらい、悲しくなるんだよ、というその度合いで教えてあげるといいかもしれません。

言葉の内容を逐一丁寧に教えても分からない部分も多いので、

少なくとも、ママや他の人を悲しませないで、という風に教えてください。

ただ、これから、もっともっと汚い言葉だったり、傷つけるような言葉だったり、

発するようになります。親は、「何でこんな言葉覚えてくるんだろう」じゃなくて、

その都度、一つ一つ対処する。確実に覚えて来ますから。

一方で、「本」。絵本や子供向けの本には、正しい言葉が並んでいますから。

本を沢山親子で読んで、そこから学べることは、親も子供も、大きいと思います。