お盆真っ最中となっております。暑いですね~。
アドバイザー:にいつ子育て支援センター 育ちの森 館長 椎谷照美さん
ラジオネーム:えびすファミリー さん
3人姉弟のママでいらっしゃいます。一番上が、小学校2年の女の子、
真ん中が5歳の男の子、そして3番目が3ヶ月の女の子さんということです。
一番上のお姉ちゃんは活発で、近所にも中野いいお友達が居ます。
一方、真ん中の息子についてですが、少し前まで甘えん坊の末っ子だったのに、
妹が出来てお兄ちゃんになり、なんだか、我慢をさせているような気がします。
もともと近所に男の子がほとんど居なくて、遊ぶのはおねえちゃんとそのお友達ばかり。
大勢と遊ぶときも、ふら~っと一人遊びをしてみたり。
内気と言うか、余り感情を表に出さない子です。でも一番甘えん坊なんです。
真ん中の子は、愛情不足になりやすいと聞いて、気にかけています。
一番下の赤ちゃんも、今はまだネンネの時期ですが、
ハイハイが始まれば私もかかりきりになる時期も来ると思います。
お兄ちゃんとしてしっかるするチャンスなのかもしれませんが心配です。
過保護かも知れませんが、3人姉弟の子育てについて、アドバイスいただきたいです。
お答え:本当にお子さんのことを、とても大切に思われているんだなって感じましたね。
私も、講演会など行きますと、3人姉妹の子育てというのは、よく質問を受けるんです。
一番上の子というのは、両親にとっても何もかも初めてで、とにかく手を掛ける。
また、末っ子もやっぱり一番小さいので気になりがち。
そうすると、真ん中のお子さんには、あまりかまってあげられないのでは、というのですが、
これは色んな説がありまして、必ずしも全ての家庭に当てはまるということでも無いんですね。
ご相談の5歳の男の子さんは、お兄ちゃんになってまだ3ヶ月なんですね。
環境が変わって、自分の中にもまだ戸惑いがあるんだと思うんです。
それでもし、例えば抱っことか、甘えてくることがあったら、
出来るだけ応じてあげて欲しいんですね。
それで、お兄ちゃんに言ってもらいたいのは、「今は抱っこできるんだけれども、
これから赤ちゃんのお世話で大変になってくるから、出来なくなることもあるんだよ」って
言うことと、「でも、大丈夫なときは、抱っこもするし、遊んであげるからね」って言うことを
伝えてもらって、その上で、「色々これから助けてね」って言ってみて欲しいんですね。
どうしても、赤ちゃんのお世話となると、お兄ちゃんの相手は出来ない場面が
出てきてしまうんですね。でもまだ5歳ですから、まだまだ甘えたい年齢でもあるんんですよね。
ですから、例えば、誕生日だとか特別なときは、2人でお出かけをするとか、
して欲しいんですよね。お兄ちゃんとしての自覚を持つことについても、
周りがあんまり「お兄ちゃんお兄ちゃん」にさせるんじゃなくて、
自分がお兄ちゃんになっていくというステップを踏んでいった方がいいですね。
お兄ちゃんなんだから、と周りはすごくいいがちなんですが、それを言ってしまうと、
だんだんと言いたいことが言えなくなったり、甘えることが出来なくなったりしてしまうんですね。
そちらの方が心配だったりすると思うので、甘えさせながら、
徐々にお兄ちゃんになって行くのが、いいと思いますね。
よく、「3人兄弟のアドバイス」っていう風に聞かれるんですけれども、
同じように育てましょうって、難しいんですよね。性格も皆さん違いますし、
それぞれ個性がありますので、その子その子に合った、
この子はこの子という子育てでいいと思うんですよね。
しかり方も、打たれ強い子と打たれ弱い子と居ますので、
逆に兄弟で同じように怒らないように、して欲しいなって思いますね。
褒め方しかり方もその子ごとに、して欲しいと思います。
私も真ん中だったのですが、真ん中のお子さんというのは、
上の子や下の子に勝てないな、と思うと、勝てる部分を探したり、
いろいろ工夫をするんですね。育てがいがあるというか、面白い子になると思います。
今、5歳のお兄ちゃんにしてあげることは、
甘えさせることと、大好きだよ、大丈夫だよ、って言ってあげることだと思います。