アドバイザー:にいつ子育て支援センター 育ちの森 館長 椎谷照美 先生

ラジオネーム:さっちん さん
9か月の息子さんのことでのご相談です。離乳食をよく食べるのですが、なかなかもぐもぐしてくれません。どうすればちゃんと噛んで食べてくれるでしょうか。


お答え:離乳食についてですが、書店などを見ると非常に多くの本が出されていますね。これは、それだけ離乳食というのが多くのお母さんにとって悩みどころだということなんだと思うんですね。離乳食というのは、開始のころは、一回人さじずつ、すり潰すように食べていきますけれども、ゆっくりゆっくりと進んでいくものなんです。相談者の方は9か月で、9か月から10か月はちょうど噛んでのむ練習をする時期ではあるんです。ただ、個人差もあるので、まずは焦ってしまわないのが大きなポイントですね。歯茎でつぶせる硬さ、バナナくらいが良いとされているんですが、色々なお母さんに成功例を聞いたんですが大根やジャガイモなどを、手づかみできるくらいの大きさにしてあげると、細かく崩すためにかみかみするよ、とか、親が目の前で「もぐもぐ」としてみせると真似をするよ、また、赤ちゃんせんべいを食べさせたという方もいましたね。
また、この時期は手づかみして食べますが、赤ちゃんは、手づかみで食べ物を口に持っていくということを試しているので、成長のために必要なことですよ。