アドバイザー:新潟中央短期大学 教授 石本勝見 先生
ラジオネーム:なべ犬さん
年中の娘さんのお母さん。一人っ子なのですが、親の言うことを全く聞きません。一人娘で甘やかしてしまったのかと思っています。「ママの言うことが分からないの」と、キツイ言い方をすると決まって大号泣です。思い通りにならないとイライラするなんて、この先本人も大変だと思うし、子どもに、どの程度厳しくしたものなのでしょうか。
お話聞かせていただいたんですが、非常に何か、お母さんがイライラして、心配されいますよね。おそらく、この文章から察するに笑顔ではないと感じるんですね。子育てで一番大切なのは、叱ったりとか、そういったことも必要なんですが、それを上回って、笑顔だとか、いいねえ、と言ってあげることが大切なんですね。お話からも、ちょっと、子どものダメなところとか、心配なところに目がいっているように感じられますし、また、どうしてもそうなってしまうものなのですが、それよりも多く、子ども出来るところ、いいところを、言葉にしてあげることが大切なんです。当たり前だと思ってしまいますが、例えば保育園に行ってちゃんと帰ってきただとか、ご飯を食べたとか、出来ることはたくさんあるわけです。それを、出来るね、いいね、と言ってあげる。そういう気持ちが大切なんだと思うんですね。子どもと言うのは、発達途上なわけです。そういったプロセスを経て、完成していくし、大きくなっていくんですね。先のことを心配されていますがけれども、良い子になるに決まっているんですから、あなたもわたしも悪い子だったりしたんですから、それで大きくなったんですから、そこは信じて頑張っていただきたいと思うんですよね。気になる言葉で「ママの言うことが分からないの」とあるんですが、子どもは発達途上なんですから、分かるように言ってください。お母さんとしてはこうして欲しい、と気持ちを伝える、そして、子どもの気持ちを分かってあげようとすることが大切ですよ。