卒業式が多かったきょう

「私の本棚」では新潟大学名誉教授の眞壁伍郎先生が

大学の最終講義で学生さんたちに贈った

2冊の絵本をご紹介くださいました。

 

makabe .jpg

 

私が手にしているのが

瀬田貞二文、瀬川康男絵『絵本 わらしべ長者」岩波書店

 

そして、眞壁先生がお持ちなのが

瀬田貞二再話、和田義三画 イギリス民話『いたずらおばけ』福音館書店

 

わらしべ長者は若者がどんどん裕福になっていく話ですが

私は、わらしべをつかむ前の若者が

絶望のどん底にいたことを知りませんでした。

 

手につかんだものを最大限に活かして、

人との出会いを通して、人生を切り開いていったお話です。

 

一方、いたずらおばけは

金貨がぎっしりつまった壺を見つけたおばあさん。

その壺がどんどん姿を変え、価値が下がっていっても

ニコニコと喜んでいます。

 

人はいろいろなもの、富や名誉が剥がれていった時でも

その時々を楽しむことができるか・・・

 

絵本が語っていることはとても深い世界なんですね。

 

この二つのことを胸に刻んでおけば、

どんな人生でも素敵に過ごすことができると

眞壁先生は教えてくださいました。

 

 

 

 

そして、聞酒「われら日本酒女子」は

酒サムライ 村山和恵先生が

「別れの酒」=「二人盃」を教えてくださいました。

別れのとき、互いの心を一つにしようと

仲人と 呼ばれる酌手をはさんで対面に座し、

常に同じタイミングでお酒を飲むんですって。

 

村山先生には

日本酒について知らないことをたくさん教えて頂きました。

 

村山DSC_0009.jpg

 

私とはきょうが最終回。

こんど村山先生と二人盃を・・・

いえいえ酒豪・村山先生と同じタイミングで頂いていては

大変なことになってしまうかも…。

いつか、じっくりご一緒したいです。

 

 

さぁ、来週はゆうWAVEのラストウィーク。

メッセージお待ちしています!