卒業式が多かったきょう
「私の本棚」では新潟大学名誉教授の眞壁伍郎先生が
大学の最終講義で学生さんたちに贈った
2冊の絵本をご紹介くださいました。
私が手にしているのが
瀬田貞二文、瀬川康男絵『絵本 わらしべ長者」岩波書店
そして、眞壁先生がお持ちなのが
瀬田貞二再話、和田義三画 イギリス民話『いたずらおばけ』福音館書店
わらしべ長者は若者がどんどん裕福になっていく話ですが
私は、わらしべをつかむ前の若者が
絶望のどん底にいたことを知りませんでした。
手につかんだものを最大限に活かして、
人との出会いを通して、人生を切り開いていったお話です。
一方、いたずらおばけは
金貨がぎっしりつまった壺を見つけたおばあさん。
その壺がどんどん姿を変え、価値が下がっていっても
ニコニコと喜んでいます。
人はいろいろなもの、富や名誉が剥がれていった時でも
その時々を楽しむことができるか・・・
絵本が語っていることはとても深い世界なんですね。
この二つのことを胸に刻んでおけば、
どんな人生でも素敵に過ごすことができると
眞壁先生は教えてくださいました。
そして、聞酒「われら日本酒女子」は
酒サムライ 村山和恵先生が
「別れの酒」=「二人盃」を教えてくださいました。
別れのとき、互いの心を一つにしようと
仲人と 呼ばれる酌手をはさんで対面に座し、
常に同じタイミングでお酒を飲むんですって。
村山先生には
日本酒について知らないことをたくさん教えて頂きました。
私とはきょうが最終回。
こんど村山先生と二人盃を・・・
いえいえ酒豪・村山先生と同じタイミングで頂いていては
大変なことになってしまうかも…。
いつか、じっくりご一緒したいです。
さぁ、来週はゆうWAVEのラストウィーク。
メッセージお待ちしています!