hotoke_110610.jpg ●宝積院(ほうしゃくいん)

・住所 北蒲原郡聖籠町諏訪山578
    (新新バイパス、聖籠インターを下りて北東方向。
     車でおよそ7分。

・電話 0254-27-7773

真言宗智山派。御本尊は、十一面観世音菩薩。
小高い森の中にあるお寺で、周りには田園風景が広がる。
開山当初は湖に浮かぶ島のようになっていたといわれている。
1200 年程前、百合若大臣(ゆりわかだいじん)という武者が戦の途中、嵐に遭い、この場所に流れ着いた。
一人困り果てた百合若大臣は、ここで1羽の鷹と出会う。この鷹をかわいがり、ある日、鷹に助けを求める手紙を持たせ、飛ばした。
そのおかげで百合若大臣は助かったが、戻ってきた鷹は力つき、死んでしまった。鷹のために建てられたのが宝積院の始まりだと語り継がれている。
聖(ひじり)が籠る(こもる)山として「聖籠山」と名付けられ、それが今の聖籠町の由来となっている。
緑丸の供養のために1200 年程前に作られた本尊の十一面観音菩薩は秘仏として今も大切に保管され、10 年に一回、ご開帳される。
それは町の有形文化財にも指定されている。

☆仏事の泉は「お墓とは?」