●直指院(じきしいん)
・住所 糸魚川市本町3-5
(JR北陸本線 糸魚川駅の改札口を出て左側、
徒歩5分。)
・電話 025-552-1036
曹洞宗。御本尊は、釈迦如来。江戸時代慶長年間(400年ほど前)に創建。
本尊の釈迦如来は、顔と胴体が別の時代に作られた。
平安末期に木曾義仲(きそよしなか)が糸魚川の寺を焼き討ちした時に幸い無事だった釈迦如来の顔を江戸時代(300年ほど前)、当時の直指院の住職が京都の仏師に胴体を新たに作ってもらい一つにする。
境内には頭の上に十字架が刻まれた「隠れキリシタン地蔵」がある糸魚川ではこの寺だけにあるといわれている。
また境内には糸魚川が生んだ歌人・相馬御風の肉筆が刻まれた石碑が建つ。石碑の文は良寛が岡山から修業を終え、帰国の途中に糸魚川に立ち寄った時に詠んだもの。それを良寛の研究に力を入れていた御風が昭和5年、良寛100年忌に直指院に石碑を建てる。
☆仏事の泉は「お墓の形」