- 今回の指南書 -  トキが舞う 

 

浄光寺 (じょうこうじ ) 

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echigo_120921.jpg・住所 新潟市中央区 西堀通10-1618  
    (ホテルイタリア軒から西堀通を下へ徒歩10分 )
・電話 025-229-0629

 

浄土真宗本願寺派 金波山(きんぱざん)鳥屋野院 浄光寺。
開山 天喜(てんぎ)4年 1056年 (平安時代) 
本尊 阿弥陀如来。
天喜四年(1056年)真言宗「放光院」として、蒲原の津、鳥屋野に開山。
その後、越後流罪になった親鸞聖人が一夜宿られ、その法徳に帰依し「放光院」を「鳥屋野院」と改称した。
 
また、親鸞聖人越後七不思議「逆竹」の寺として知られている。
浄光寺は佐渡と因縁が深く、鎌倉幕府の倒幕を企て失敗した、順徳天皇が佐渡へ流罪の折、浄光寺役僧正全房がお供をした。
そして1244年、正全房が三川の佐渡金山開発を行い別院「法名院」を建立。
このような因縁から平成2年、浄光寺平成大改修事業計画を立案した時に、佐渡の日本種のトキが絶滅状態にあったので、トキを題材にした金壁画を作成した。
四季を描いた金壁画には、念仏往生の願、十八願にちなみトキが18羽描かれている。
親鸞聖人越後七不思議「逆竹」の寺ということで、初夏と冬の図に竹を描き、盛夏図には佐渡に飛来するトキを描き、秋の図には親鸞聖人の好物であり、佐渡の名物でもある「柿」が描かれている。
また春の図は、朝の図から始まり冬の図は夜の図で終わり、四季の移ろいとともに一日の時間の流れも表現している。
 

 

 ☆仏事の泉「彼岸参り」